2015年12月28日月曜日

年末年始の営業/斜め掛けバッグの困難

「お産にストーリーはない」とは聞いていましたが、私も臨月の12月になって、
急に入院となったり、分娩をさせてもらう産婦人科病院を遠距離、移動したりと、
あわただしく過ごしておりました。

そうするうちに、あっという間に、クリスマスをへて年末年始!
高野山の初雪は、



ことしは11月27日でした。こちらは、自宅3階からの眺めです(^o^)
うっすら雪が積もった程度だったので、商店街はこんな様子でした。




その後、昨日の寒波でも高野山は、雪は積もっていない、とのことです。暖冬なり!
私は冬の高野山が好きなんです。つめたく冴えわたった空気が。
真冬の高野山の静けさ、みなさまはどう思われるでしょうか。
年末年始、当店、ひぐらしは、臨時休業にさせていただく日をのぞいては、
ほとんど毎日営業しております。
私は年明けに出産となる見込みです。
12月に産婦人科を転院しましたので、いまは実家のある滋賀に私、ATSUKOはいます。
そのため、育児が最初の期間、一段落するまで、高野山には戻れません。
ひぐらしでは、数か月間、店主TAKAYUKIだけになりますが、
みなさまをお待ちしております。
私も早春、赤ちゃんと一緒に、またみなさまをお迎えできる日を楽しみにしております。

話は変わりますが、クリスマスプレゼントに、若い男の方がよく持っている斜め掛けバッグを
店主に買いました♪
店主は、健康保険を1年間、一度も使わなかった栄誉((^_^;)歯医者以外、彼が病院にかかったのを見たことがない…)で贈られた、脇に抱えるタイプのバッグ(私は「おっさんバッグ」と呼んでます☆)しか
持ってないものですから。



このバッグだと、持ったまま赤ちゃんを抱くことができないと思って。

ところが、店主が新しい斜め掛けバッグを持ってみると、
なんだか、「おじさんが幼稚園バッグを斜め掛けしてるみたい」なんです!(T_T
どうしたら、おしゃれな斜め掛けバッグを店主がかっこよく持てるか、
悩んでます((+_+))

I love the cold, clear air of KOYASAN in winter season.
I wonder what do you think of the silence of KOYASAN in the midst of winter.
During the year-end and new-year period HIGURASHI will be open almost every day except temporary closure of our shop.
I am going to have a baby early in the new year.
As I transferred the OB/GYN hospital in December, I'm in Shiga prefecture, my hometown.
Therefore I'm sorry I cannnot go back to KOYASAN until the first period of raising the baby be done.
In HIGURASHI only the owner TAKAYUKI will meet you for a few months.
I'm looking forward to seeing you again maybe in early spring.

By the way, I bought TAKAYUKI a bag diagonally over his shoulder which young men liked to have, for Christmas present.
He had only a bag which was held under his arm, which I usually called "OSSAN BAG", meant in English "old man's bag." 
I thought he couldn't hold our baby in his arms with his "OSSAN BAG."
However, I found when he wore the new bag crossed over his body he looked as if an old guy carrying a kindergarten's bag!
Now I'm worried about what to do in order to make him LOOK GOOD when he's carrying the new fashionable bag.

2015年11月17日火曜日

福祉とモノづくりと、モノを売ること

11月にしては異例の暖かさが続く、高野山の朝です。
店主は、「この時期でこんな暖かいのは、俺が(四国・高知から)高野山に来てから初めて」と言ってます(・・;)



さて記事タイトル(壮大なテーマやな~(^_^;))。私は、障がい福祉(障がいのある人たちの福祉)分野の出身で、その中でもNPO(公益性のある事業活動をする法人・団体)、あるいはそれに近い仕事に携わっていた時期が長いです。

私、ATSUKO(山本敦子)のかなり風変わりなプロフィール(笑) はこちら→ http://uniqueness.sblo.jp/

来年以降、「ひぐらしで美術作品や雑貨を展示販売しよう」と決めたとき、私は個人でよいモノを作られている方が、ここ高野山に世界・日本の各地から来られるお客さまに、すてきな記念の品を買って帰っていただける機会を創れる、実に楽しみな仕事だな♪♪・・・ と、趣味と仕事を本気で兼ねられる企画に、わくわくしました。

ただ、私は20年前から障がい福祉の現場にかかわっていますので、障がいのある人が通う施設で作っておられる製品も、ひぐらしで扱わせてもらうことができるなら、もちろんそれもよいな、とは考えています。

今回、「作品・雑貨を展示販売する」ということで、私が真っ先に思いだしたのが、10年くらい前に、私が手伝っていた京都市内の精神障がいの人たちが働くNPOでのこと。
そこでは、「1個何円」かといえば本当に単価の低い下請け作業、清掃業など、いろんな仕事を、心の病を患った方がしていましたが、京都らしい和の雑貨も、本格の素材をうまく生かした方法で、生産・販売しておられました。(昔、「自主製品」と呼んだものですね★)

あるとき所長さんが、私もとてもよい品だと思っていたその和雑貨について、
「これを関空で売れないか。(なぜ、障がいのある人たちが作った製品ばかりが置いてある場所でしか、販売できないのか)」とおっしゃいました。
私は関空でまさに仕事をしている人が身近にいたので、関空にその和雑貨で出店することは可能か、その人にきいてみました。関空は競争が激しいので、出店はまず無理だ、とのことでした。

今も、当店のインテリアとして、そのNPOさんから10年前に購入した和雑貨を使わせていただいているのですが(早くご連絡して、新しいのに買い替えなければ!!(^^ゞ)、
・・・私もいつも思ってきたのですよ。

「そもそも、『障がいのある人たちが作った製品です』という説明(枕詞?)は、いらないんじゃないか。フツーに売ればいい」と。

また、そのNPO事業所の別の職員さんは、
「私はこういうの(和雑貨の手作り・販売)は、余興ぐらいにしか思ってないけどね。(1個何円にもならない地味な労働をすることのほうが、大事なことだ)」ともおっしゃっていて、私は労働に対する職員さんたちの意識の高さに、共鳴したものでした♪

「障がい福祉の先端」京都市から、「まるで別世界」の高野山に移住してきて、「私は福祉に携わるのを、ついにやめたのか?」と、ときどき自問します・・・ でも、実はやめたつもりは毛頭、ないのです♪(しぶといな~(^^ゞ)
お客さまの楽しみ、しあわせに貢献できるモノ(飲食、こうやまき、高野山の一風景)をご提供する仕事なら、それは福祉だ、と思っていますから(^.^)

(当店で根強い人気のチーズトースト☆ 300円↓)



私が20年前から見てきたような、旧来の「狭い世界」で、「障がいのある人たちばかりで集まってモノを作り、売る」必要性は、もう減ってきているのじゃないか。

少なくともここは、ひろく旅行・参拝の方が普遍的な魅力を感じて来られる「世界遺産・高野山」ですから(*^_^*) 高野山の「世界」にあって、だれも特別扱いされる必要はないし、してもらえることもないのです。



2015年11月14日土曜日

高野山のレトロ喫茶を、世界・日本の観光のお客さま向けギャラリー&名曲喫茶に★

ふえ~(゜o゜) 妊娠9か月の、予想以上かもしれない身体の負担に圧倒されながらも、
来年からの新しい「ひぐらし」に向けて、ちまちまと準備しているATSUKOです(^_^)

さて、今日からは、2016年以降の新企画について、みなさまにすこしずつ
お伝えしていこうと思います!(^^)!

私の出産・育児で、どれくらいのゆっくりした進行になってしまうか、まだわからないところは
あるのですが、来年から、ひぐらしの内装・外観に、本格的に手をいれていきたいと
思っております。

現在の当店は、こんな感じです(日々、ちいさな雑貨を更新中♪)。



こうや暮らし三十数年の店主も含めて(?!)、「高野山で最初の喫茶店」=レトロな素材がもうぎっしり!(~o~) といったところでしょうか。

今はこんな「初期状態」ですが、
当店がこれだけ世界中、日本全国から、お客さまがいらしてくださる店に
なったこと。
また、当店の、とくに壁面を、展示スペースとして大いに活用できること。
こうした点を生かして、

≪作品展示販売のギャラリー&クラシック名曲喫茶にしよう!≫

と、企画しております★

レンタルスペースにできるところは、
(1)壁面 ・・・柱(目立ちます♪)も含めて、5スペース
(2)棚 ・・・3段から
壁面、棚、いずれも、将来的に拡張する予定です。

展示作品は、すべて委託販売にさせていただくことができます。
ただし、当店ではこうやまき(高野槙)を窓を開けて販売しますので、
外の商店街を車・観光バスがどんどん通ることで入ってくる埃など、
外的環境に作品がさらされる面が大きいことは、ご了承くださいませ。

大きな作品は、海外からのお客さまは、旅行のお荷物に加えてお持ち帰りになることが
難しいので、お考えください。でも、遠い国や日本の各地で、出品者さまの作品を
お使いいただけるかもしれないなんて、とってもロマンのあることですよね(*^_^*)

名曲喫茶については、当店ではもともと、クラシック音楽を中心に
店内音楽をお楽しみいただいています。
海外からのお客さまも、「クラシックのかかっているカフェは珍しいですね」と
言ってくださるので、クラシック名盤で、手放してもよいCD等をお持ちの方は、
寄贈していただければ、たいへん光栄です。

美術作品、雑貨、オーナメント、手作りの敷物などを、
販売ではなく寄贈のご趣旨でいただける場合も、嬉しいです。
ご来店のお客さまに観て・使っていただけるよう、すてきな配置を工夫していきたいと
思います♪

冬期(12月~3月)は、高野山へのお客さまが少ないため、
春~秋期(4月~11月)に比べて、かなりの割引料金にて、スペースをお貸しいたします。

本企画、担当は私、山本敦子です。
このブログ、他の広報で、徐々に詳細についてお知らせしていきますが、
個別のお問い合わせも、随時お待ちしております。

ひぐらし TEL・FAX 0736-56-2216
      担当 山本敦子 直通携帯 080-5330-3677
      E-mail   koyasan.higurashi@gmail.com



先日、ケーブルカーをおりての極楽橋駅は、紅葉がとてもきれいでした。
奥に見えるのは、紫こうや(特急こうや号)です!
今日は、雨でこうやも静かです。
今月下旬の三連休で、こうやまきの苗の販売も、冬に向けて一段落しそうです(^_^)

2015年11月5日木曜日

「かわいい物は、捨てましょう」ひぐらし改造計画!

昨日は、週1日の休業日(不定休なんです~(^_^;))。
店主と、南大阪・河内長野市の雑貨屋さんほかに、行ってきました。

山&田舎は、移動距離がものすごい。
南大阪でも河内長野ぐらいなら、高野山の私たちにとっては「近場」♪ なのです。



絶景ポイントは、もっと高野山道路にたくさんあるのですが、高野山へのぼってこられる
車・バスが昨日も多くて、撮影チャンスを逃しました…。

山をおりたところのコンビニで珈琲とパンを買って、見るかぎりなだらかな山・田舎道の風景を前に、車内で朝食(^.^) 休日のこんな朝ごはんは、とてもすがすがしいですね。



さて、私が先日、産婦人科への通院帰りに見つけた、たいへん素敵なお品ぞろえの雑貨屋さんがあり、
ひぐらしのインテリアや、外から見てのお店づくりのご相談に、店主と行こうということになりました。

雑貨屋さんのオーナー様に、ひぐらしの外観・内装の写真をお見せしたところ、
おお!(~o~) ずばりのアドバイスを、たくさんいただくことができました!

「高野山で最初の喫茶店」だったとはいえ、私がひぐらしに来た2014年のころは、
店主は重い在宅介護を長年、抱えながら、ひとりでこうやまき(高野槙)の店を営んでいて、
喫茶は、珈琲を地元のお客様に出すのみ、という、大幅な業務縮小をせざるをえない状態でした。

珈琲のミルクやガムシロップを入れるのに、マーガリンの空きケースを使っていたり、
珈琲カップは百均のカップだったりで… 私が見て、「えええ?!」という状態でしたが、
男ひとりで在宅介護をしながら、いくつもの兼業ができるはずもなかったのです。

私がお寺勤めから、ひぐらしの仕事に専念するようになってから、1年余り。
外国人旅行客の方の「こんなものが食べたい、飲みたい」、「日本の、高野山の、あなたたちのこれに興味がある」といった声を(英語で)聞き、ひとつずつ実現していきました。

今年は開創1200年記念で、日本人の観光・参拝のお客様がとても多くて、
ありとあらゆる年代層・国の方々によろこんでいただけるような店づくりをする必要性が
高まりました。

当店は年配の参拝のお客様が多いのはもちろんですが、
最近では、若いオシャレなカップルさんや女子会のお客様も、こんな年代物カフェに来てくださいますしね(*^_^*) (つい、緊張します…汗)

昨日、雑貨屋さんでいただいたアドバイスや、分けていただいたお品が何か、は
まあ、「そこそこにひみつ」にして…!(^^)!
昭和39年創業のひぐらし改造計画、 私は店主と、ばしばしと進めるつもりです★

ひとつだけ、昨日いただいた貴重なアドバイスをご紹介します。
「かわいい物は、捨てましょう」
→かわいい物を集めて飾るのは、カフェが陥りがちな状態だと(^_^;) 確かに!

ひぐらしの「ひぐらしらしさ」を生かすには、この路線でいくしかないな! と、
私も、無駄に迷っていた部分をばっさり、心で切り落とすことができました♪

…とはいえ、今朝も店主は、自家製チーズケーキの下ごしらえから始まり、
カフェを開けている時間帯はできない、こうやまきの剪定・発送作業を
いつも通り、こつこつとやっていくでしょう。



斬新な改革をするにも、「日々のことをしっかりと」が、まずは肝心ですね☆

2015年10月31日土曜日

あすまでの御開帳で大にぎわい。お久しぶりです!!

お久しぶりです!! ひぐらしのATSUKOです。
長らく、ブログをお休みさせていただいておりました。

8月末にはついに、高野山の我が家にも、「遅すぎる通信革命★」光回線が通り、
今やひさびさのブログを書くにも、なんて楽にスピーディーに書けるんだろう! と実感☆

いや、そんなことを綴っている場合ではありません(汗
実は、春の高野山開創1200年記念大法会の期間中に、
私は妊娠していることがわかりまして(*^_^*)
つわりはたいへんでしたが、
それ以上に、50代にして父親になる歳の差店主と、生まれる子どもと三人で、
こんな山深いところで無事、しあわせに暮らしていけるのか、そのことへの不安のほうが
はるかに深刻な日々を、私は送ることになりました・・(・・;)

順調に今、妊娠8か月となりまして、おそらくは12月下旬に
「冬の高野山から」初めての出産(それも、高齢出産)をする予定となりました。
大学病院まで、車でも片道2時間、帰りは私ひとりで電車なので、もっと時間がかかりますが、
単線列車&ケーブルカーで妊婦健診に通っております(~o~)



そんな事情で、ご無沙汰しておりましたこと、おわび申し上げます。


さて、ひぐらしは9月のシルバーウィーク以来、連日、忙しく
お客様をお迎えしております。
10月は、高野山の金堂の御本尊(高村光雲による新刻)御開帳、
金剛峯寺の弘法大師坐像の御開帳がなされていることもあって、
平日も土日も、たいへんなにぎわいです。
どちらの御開帳も、あす11月1日(日)までですね。

ひぐらし制作部(制作者はまだ私、ATSUKOひとりですが(^^ゞ)では、
私のつわりが落ちついてきたあたりから、店の外装やインテリアを、
ちょこちょこと、改良する作業を続けています。

店の入り口に、こうやまき(高野槙)を扱う(おそらく、日本で)唯一のCAFEである
当店・ひぐらしについてご説明したPOPも掲げました♪
外国人観光客の方によく、こうやまきについてきかれるので、説明は英語です。



直火焼ホットサンドは、ランチに具材たっぷり、優しい味わいで
お喜びいただいております♪ お好きなお飲物をお選びいただき、ドリンクセットでもお得です。



また、「チーズ大好き!」な外国人の方が多いので、
日本人の方にも、外国人の方にも、ご年齢を問わず美味しく召し上がっていただける
自家製チーズケーキも、毎日(コツコツ継続派の店主が、こころを込めて)
お作りしております♪ 



ぎっしりチーズの、濃厚な味わい。売り切れた時点で、その日のケーキは
終わってしまうという、限定メニューですが、ご好評いただいております☆

さて、今夜は直火焼ホットサンドのメニューカードを、ひぐらし制作部の私が
和紙、写真を切り貼りして、作らねば。
美術、デザインは鑑賞なら大好きなのですが、昔から手先が不器用で・・・(>_<

そんなわけで、秋の高野山、紅葉も含め、見どころたっぷりです。
金剛峯寺と奥之院のちょうど真ん中にある、当店ひぐらしにも、ぜひお寄りくださいね!

2015年5月16日土曜日

くたくたの疲労、あと5日間!

ひさびさのブログ更新です。
高野山開創1200年記念大法会も残すところ、
あと5日。
当店、ひぐらし(蜩)のあるメイン商店街は、
連日、予想以上の数の参拝、観光のお客様をお迎えすることになり、
もう大変。

ひぐらしの店主と私も、毎日、くたくたになってなんとか二人で営業しております。

疲労の中でも、すがすがしいひとときといえば…。たまに山をおりるときに通る高野山道路では、青葉の美しい山の景色が、こんなにも。


今夜は、歩いて10分の壇上伽藍 根本大塔に、明日17日まで上映の3Dマッピングを観に行ってきました!



お坊さんたちの声明に、聴き惚れましたね。
とてもていねいな構成、演出で、明日の夜の上映2回を残すのみとなりましたが、行ける方にはぜひ、行って楽しんでいただきたいです。

京都から越して来た私には、高野山…ほんとにスケールが大きいわ。お寺の多い土地といっても、これは高野山でないと観られないわ。…と、改めて高野山の貴重さが感じられた、光の神秘の夜でした。(^_^)

2015年4月19日日曜日

休めない、うまく休みましょう!

これでもかというほど雨続きの、開創1200記念大法会の高野山。
やっと、晴れの日が増えてきそうな天気予報ですね。(^_^)

法会期間中も、ひぐらしはカフェは外国人のお客様が多いです。
けれども特に土日は、日本人のお客様が忙しく出入りされますね。
そう! ツアーのお客様は、日程に余裕がないようで、とてもお忙しそうです。(^-^;
奥之院や伽藍は、人ごみですれ違うのも大変だ、と聞きますしね。

ええ! 店をやっているので、日中、私と店主は外にほとんど出られない、よって奥之院や伽藍のようすを見にいくことはできないんです。



今日のように、こうやまき(高野槇)が売り切れても、カフェが忙しくて、まき(槇)を巻く(剪定したこうやまきを、組にして紐でくくる)時間がなく、夜に店主と残業して、眠い中、まきを巻いています。(^-^;

1日も休まなかったハードな日々。
疲れた…。と、商店街のお店では、休めなくてみなさん、疲労の度を濃くされているかもしれません。

観光地、信仰の地の宿命とはいえ、
みなさん、適宜うまく、休んでくださいね。
ひぐらしも、来週は1日、休業する予定です。(^_^)

お客様を笑顔でお迎えしたいですもの。
そのための休みなら、良いですよね。(^_^)

写真は、所用で出かけた際に撮れた、高野警察です。


2015年4月10日金曜日

珈琲屋の条件って?

高野山開創1200年記念大法会、
前半はとにかく雨が続きますね。
ひぐらし(蜩)に嫁ぐ前から、
私は大のコーヒー好きでした。
でも、世の中にはとんでもなくコーヒーに詳しい方も、
たくさんいらっしゃいますね。

ところが、ひぐらしの店主(夫)は
コーヒーの知識がとびぬけて豊富なわけでは
ありません。
昔ながらのネルドリップで淹れる
ひぐらしのコーヒーは、美味しいです。
店主は、コーヒーに(マニアックに)詳しいからといって、珈琲屋になれるわけではない、と言います。

ひとはどこかでコーヒーを飲んでひと息つきたくて、
あるいは打ち合わせや楽しい話をするために、
または食事をするために、
カフェに入りますね。

すばやくコーヒーやご注文メニューを出せないと、
時間の押しているお客様のニーズに応えられないことになります。

考えてみると、カフェ空間にコーヒーって、
要なんだけれど、空気みたいにあたりまえにあるアイテムですね。
この「いつもあたりまえにあるコーヒー」を
何杯でも、お待たせすることなく用意できること。
コーヒーに凝りすぎてもだめ。まずくては論外。
珈琲屋に求められる条件って、奥深い! )^o^(

写真は高野山駅 2階です。












2015年4月4日土曜日

チーズ、チーズに追われて

高野山開創1200年記念大法会が
4月2日に始まりました。

初日は、横綱が土俵入りした中門除幕の
一連の式もあり、
ひぐらしのこうやまき(高野槇)も、
一時、お客様が殺到するほどの
売れ行きでした。

その後は、天気予報も雨マークが
ずうっと続くという、アンラッキー。
カフェのお客様は、外国人旅行客の方が大半。
海外からのお客様、ありがとうありがとうといった具合です。(^-^;

おかげで、連日、外国人のお客様が好まれる
チーズトースト、チーズの入った
サンドイッチ・トースト(直火焼きホットサンド)を
作るのに追われ、追われて、チーズ消費量大…!

lovely , the best cheese toast in japan とまで
ご好評いただいているチーズトーストですが、
サクッとした厚切りパンに、チーズがたっぷり乗った
素朴な味わいのトーストです。

直火の焼き加減とたくさんの具材が魅力の
サンドイッチ・トーストとともに、
ぜひご賞味あれ。

あっ、こちらひぐらしの外観です。
昭和レトロとは、このことですね!





2015年3月25日水曜日

赤こうや~!

3月から、高野山開創1200年を記念して、
南海なんば駅と極楽橋駅とのあいだを、
高野山にちなんだ色に塗りかえた特急こうや号が走っています。

その名も、赤こうや、黒こうや、紫こうや なり。


赤こうやの車内です。
外からみると、


といった鮮やかさです。
南海なんば駅は、こんなふうに模様替え。


黒こうやはというと、こんなあでやかな感じです。


橋本駅からの単線は、仙人が住んでいるのじゃないかと思うような、深い深い山に入っていく道のりです。
そこから、高野山の昭和レトロなまちなみまでの道のりは、何度通っても自然と歴史のスケールに圧倒されますね。

みなさん、改装こうや号に乗って、今年はぜひ、
高野山へ来てくださいね!

2015年3月12日木曜日

こうやまきは、だし巻きのようではなく

今日は高野山は、横なぐりの雪にもなり、
歩かれる旅行客の方泣かせの天候でした。

さて、お彼岸が近く、
ひぐらしのこうやまき全国発送の作業も
ピークです。

こうやまきって、だし巻きのようなもの?
と、よく知人友人にきかれます。
いえいえ。(^-^;

こうやまき(高野槇)は、仏壇やお墓にお供えする
針葉樹の枝です。
色花の代わりに、長持ちするこうやまきを
お使いいただけます。

こうやまきの剪定作業はこんなふうです。


ひぐらしで、こうやまきの現物を見ても、
「これ何ですか?」"what 's this ?" ときかれるお客さまは、海外の方はもちろん、
日本人の方でも多いのです。(^_^)


2015年3月4日水曜日

ペーパードライバーが山で運転?!

今日は、こうやまき(高野槇)の苗を仕入れに、
高野山の秘境・大滝に行ってきました。
ほぼペーパードライバーの私の運転で!

大滝って、たとえばこんな所です。



これは、ペーパーの者が運転する場所じゃなかったです。(・・;)
ものすごい急こう配のくねくね道!
この上り坂の奥の奥に、住んでいらっしゃる方がいることに、驚きます!(゜o゜)
でも、郵便も宅急便も、冬でも来るんですよ、もちろん。

大滝は、地名は大滝ですけど、実際の滝は大きくありません。
それでも、毎年秋になると紅葉の名所になり、
たくさんの方がとっておきの写真を撮りにいらっしゃいます。(*^_^*)





2015年2月27日金曜日

転んだぐらいでも、心配してくれる心とは?

前記事では、こうやの人々のメンタリティ(精神性、心性)の具体について
書くまでに、至っていませんでした。

こうやの人々は、人情深くて、温かい人ばかりです。(*^_^*)

よく、「大門でこけたら、奥之院では危篤になっとる」
と言われます(大門で転んだとうわさが立ったら、奥之院に着いた頃には
危篤だといううわさに拡大している、という意味)。

逆にいえば、「転んだぐらいでも、こうやの人は心配してくれる」という
ことでもあるな~、と私は感じています。

ある程度暮らせば、あっちでお知り合い、こっちでお知り合いに会う。
高野山のふもとの和歌山県橋本市に下っても、お知り合いに出会います。(^_^;)
「誰々は、機嫌悪いんかい」
(だれだれさんは、体の具合がよくないのかい?)

だれが今どうしているか、いつも気にかけて、声をかけあうのです。
地方では、あたりまえの光景なのでしょうけど、
マンションでの孤独な都会暮らしが長かった私には、
驚きでもあり、ありがたくもありました。





2015年2月26日木曜日

高野山、とんでもない所に来てしまった?!

高野山に来て、約一年。
住めば住むほど、
「私、とんでもない所に来てしまった!」
との思いを強くします。(^-^;

田舎といっても、メイン商店街の並び、ちょうど中央に
ひぐらしは位置していまして、
けれども、やっぱり田舎かな。m(._.)m

京都住まいを終えて高野山に来た私は、
「地域が異なると、こうも人々のメンタリティ(精神性、心性)が違うんだなぁ」と。
高野山の摩訶不思議に大きな驚きを覚えながら、日々を暮らしています。

まったく考え方、習慣の違う土地で、
そこに染まれなくても、人々に接して
いろんなことを感じていくのが、
私の役目なんだろうなぁ、と思っています。(^_^)

頑張ろう、こうや暮らし。(^-^;
写真はひぐらし玄関です。


2015年2月21日土曜日

どえらいどっさり、方言の壁

私がこうや(高野山)に住んで、難しいなと思っていることのひとつに、方言があるんですね。
私は滋賀に実家があり、長年、京都で暮らしてきました。
こうやに来て、「どがつく田舎」らしい(ごめんよ!(^-^; )方言のかずかずに、
圧倒されました。
「どえらい雪」「どっさり積もった」
「食べり」(お食べ)「寝り」(寝なさい)
「はら」(お腹)「ぬくめもって」(温めながら)
「冷やこくて」「切れれへん」(切れない)

ことばは、アイデンティティ。
私は、私が育った育ち方や文化を私がなくしてしまうのが、少しつらくて、
そのためこうやの方言を、まだ使えないでいます。(^-^;

移住してこられた方のとても多い土地である、高野山。
外からの者として暮らすか、
こうやの人間として暮らすか。
私にも、「こうやの子」の心で、こうやのことばをあたりまえに話せるようになる日が、くるのかなぁ。

I think words are one's identity .
Koyasan is a place to which many people have migrated .
Can I come to speak the Koyasan direct some day , being a Koyasan mentally person ?








2015年2月18日水曜日

2015年、こうやの風景は?

1、2月は完全にシーズンオフの高野山です。
でも今日は、新しく書き直したブラックボードの看板がよかったのか、
私・敦子の手書きPOPが効果的だったのか(?)、
お客さまが何組も喫茶に来てくださいました。
高野山開創1200年大法会の準備に来られる
お客さまも、これから増えるのでは、
と、ふと思いました(^_^)

オーストラリアからの団体さまの、おしゃれだったこと!
シンプルかつ鮮やかなファッションでした。
こうやは今年も、海外からの旅行客の方々で多国籍の風景になるのか、
それとも1200年記念大法会の期間が終わっても、国内のお客さまが多いのか。

今後のこうやを占う今年、になるかもしれませんね。
Will many people overseas come to Koyasan this year ?
That may forecast scenes of Koyasan in future .







2015年2月16日月曜日

ぬくい高野山の1日

今日の高野山は、よく晴れて暖かかったです。



大門近くの天然石と喫茶のお店、心星さんに店主と初めてお邪魔しました。
カプチーノのクリーム模様が可愛かったです(^_^)



午後から、店頭に置くブラックボードのメニュー書き直しを、店主とふたりで黙々とやりました!
いえ、書いているとつい、店主も私も、黙りこんで書くことに集中してしまって(^^;
だいぶ、ブラックボード書きにも慣れてきましたよ!

クロス張りも電気工事も終わって、店内改装工事もほぼ、終わりです。
明日からは、ひぐらしは通常営業に戻る予定です\(^_^)/

2015年2月13日金曜日

天井クロス「和風」と、高野山での商い

店主が、滋賀の実家にいる私に送ってきた写真です。
天井クロスを張るための下地塗りをしてくださっているそうです。


天井、板を張ってまっさらになっています。
照明も、ソファ、テーブルも、すべて取り払ったひぐらしです。

天井クロスは、和風になると聞いております。
高野山だから、和風。
レトロなひぐらしだから、和風。
どちらにしても、あまりに「高野山」風情から外れた色柄は、やはりだめですものね。(^-^;

ところで、景観地区での商いについては、
私・敦子は高野山に来る前、京都市内の景観地区で、長く暮らしていたのですが、
高野山のお店は、京都のお店と似ているところもあるし、独特なところもありますね。
そんなお話も、おいおい交えていきたいです。(*^_^*)

Shops in KOYASAN are in a sense very similar to ones in KYOTO.
Though in the other sense the way of business in KOYASAN is quite characteristic.

2015年2月12日木曜日

手書き広告とこうやの景観

パソコンで作ったPOP広告だけでは味気ないな、
手書きPOPを店のあちこちに貼ろう!
と思い立ち、昨日は私は、手書きPOPを作る作業にかかりきりでした。

手書きのコピーをかわいく(?)書いて、挿し絵をいれるのですが、
これが思ったよりずっと、難しいんですよね。

カフェや書店など、今ではあらゆるお店で活用されている、
風合いのよい手書きPOP。

でも、手書きPOPが高野山の風情、景観に、合うんだろうか。
ふと考えてみました。

高野山・小田原通りの商店街の活性化と、
景観と自然の保護の問題。
こうや暮らし、まだ2年目の私・敦子には、これがとても、難しい問題です。

とにかく、ひぐらしも、
小田原通りのよい景観の一部であり続けたいものです(*^_^*)

It's difficult to make advertising matters written by hand appropriate to scenery of Odawara-dori,Koyasan.








2015年2月11日水曜日

高野山の純喫茶。天井はどんな色柄に?

その昔(といって、まだまだ私は高野山に来ていなかった昔ですが)、
ひぐらしは、高野山で初めての喫茶店として、それも「純喫茶」として、
長くご愛好いただいておりました。

改装を重ねた今でも、ひぐらしは、ひたすらレトロな純喫茶のおもむき。

そんなところに、今回の改装工事。
どんな天井クロスに変えたらよいか・・・?
高野山に喫茶店がある、というだけでも、珍しく思われる方が多いようなのですが、
今、高野山に観光のお客様向けのカフェは、確実に増えています。

店主と私は、せっかくの改装、上品なピンク、えんじなど、
おしゃれな色柄にしたい案も、いろいろ持っていたのですが・・・。
クロス業者さんのサンプルが多すぎて、店主、選べず(^_^;)
結局、クロス業者さんが見立ててくださったクロスに決まりました★
天井も少し低くなり、すっきりしますよ(^'^)♪

こうやまき販売と喫茶を兼業しているお店は、高野山でもひぐらしだけです。
内装も、独自なものをめざして、
全国、海外からのお客様に珍しく思っていただきたいな、と、
私、敦子も雑貨等のリニューアルを考案中です♪

The shop which is running a cafe as well as selling koyamaki is only HIGURASHI in KOYASAN.
We are hoping to have a good originality for the interior decoration of HIGURASHI.

2015年2月9日月曜日

店内改装工事

ひぐらし(蜩)は、ただいま店内改装工事に入っております。
Higurashi is currently undergoing refurbishment.
I'm sorry for our shop closing during the construction period.
昭和39年創業のひぐらし。
現在の場所に移転後も、数回の改装を重ね、
お店の雰囲気を時代、時代で大きく変えてきました。

今回の改装は、古くなった天井クロスの張り替え、
こうやまき(高野槇)の倉庫の拡張 など、いくつかのリニューアルを
予定しています♪

前より明るく、お客さまを迎えやすいオープンなお店になるぞ~♪ と、
大工さんたちの活躍に期待しています!(^^)!

新しくなったお店で、高野山開創1200年の春、
多くのお客さまにお会いできるのを楽しみにしております!